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「埃かぶりの日記」
ぼんやり毎日
過ごして来た日常に
まあそれなりに
多分喜びもあったし
でもふとした時
思い出したあの夏の日
埃かぶりの日記
箪笥の奥に置き去り
描いてた 夢や光を押し殺して
エスカレーターに乗ったのさ
着たくも無い服を着て
今更 読み返す日記
そのページには
まだ燻り煙っている
綻びた情熱が
聞かせてよ君の 本当の声を
太陽も月もその時を待ってる
エメラルド色した君のその魂を
今 自分の手で 解き放って
確かに 俺の心にも 闇はある
ヒビ割れた場所もある
だけど
譲れない光もある そうだろ
今更と丸めた日記
そのページには
君だけの旅路の地図が
ヘタクソに描かれている
聞かせてよ君の 本当の声を
太陽も月も その時を待ってる
エメラルド色した 君のその魂と
地図の導きで
旅へゆけ
聞かせてよ君の
その旅路の話を
目を
輝かせて
語る君
黄金色した
君のその翼
広げたなら
高く飛べる
誇りかぶりの日記
