波は長旅を終え 穏やかなその身を浜に寄せる

旅の話と伝言を風に託す

マングローブの林を抜け 過行く車を見下ろしながら 近くの町までクルージングする風

小さな庭の緑に揺れる光と影 木漏れ日が煌めく

カーテンと戯れながら 風が僕の身に降れる

夏が終わり 秋が訪れる その挨拶だったよう


ひと夏が終わる

過ぎた時代や 幼いころに記憶がめぐる

海を渡った遠い旅路で 故郷の景色に思いを馳せる

この旅でも色んな人や景色に出逢ったな 帰ったら誰かに話そう


寛いだ指先で弦を愛でる

風から受け取った伝言を メロディに注いで

こんな時に新しい歌が生まれます


海を旅した波の言霊 風が届けてくれました


皆繋がっているんだなと 改めて感じつつ

僕の奏でる音が どんな旅をするのかなと ふと思ったり


あと平和ってやっぱりすごくいいなと 改めて思ったり。


去年のオーストラリア放浪中 バイロンベイの友達のおうちのリビングで出来た曲。
詞はこれからつけようかと